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重松清のおすすめ小説12作品を紹介!感動で涙が止まらなくなる

今回は重松清さんのおすすめ作品をご紹介していきます!人情味溢れるお話が多いのが重松作品の特徴。感動したいのなら重松清を読め!って感じで友人にもよく勧めています。本当は全作品を紹介したいくらい名作だらけなのですが、悩みに悩んで厳選してみました!

1.青い鳥

村内先生は、中学の非常勤講師。国語の先生なのに、言葉がつっかえてうまく話せない。でも先生には、授業よりももっと、大事な仕事があるんだ。いじめの加害者になってしまった生徒、父親の自殺に苦しむ生徒、気持ちを伝えられずに抱え込む生徒、家庭を知らずに育った生徒―後悔、責任、そして希望。ひとりぼっちの心にそっと寄り添い、本当にたいせつなことは何かを教えてくれる物語。(「BOOK」データベースより)

吃音症の先生が登場する連作短編集。様々な事情を抱える中学生達。そんな子ども達に村内先生は大切なことを伝えていきます。国語教師の村内先生は吃音で上手く話すことが出来ません。でも、だからこそ本気で話します。大切なことだけを一生懸命に話すのです。重松清さんが「初めてヒーローを書いた。」と言っていました。日本中で村内先生を必要としている子どもがたくさんいるんだろうなと想像してしまいます。どの子も間に合うといいなぁ。

2.その日のまえに

僕たちは「その日」に向かって生きてきた―。昨日までの、そして、明日からも続くはずの毎日を不意に断ち切る家族の死。消えゆく命を前にして、いったい何ができるのだろうか…。死にゆく妻を静かに見送る父と子らを中心に、それぞれのなかにある生と死、そして日常のなかにある幸せの意味を見つめる連作短編集。(「BOOK」データベースより)

死をテーマにした短編集。おそらく私がいままでの人生で一番泣いた本です。表題作の「その日のまえに」は夫婦のお話です。死を宣告された妻と夫は共に死に向き合います。近いうちに必ず訪れる「その日」までをどのようにして過ごしていくのかが描かれています。

死ぬのって怖いですよね。この作品の中に登場する人たちは死の怖さから目を逸らしていませんでした。その強さに感動して涙が止まらなくなります。人はいつか絶対に死にます。だから毎日を一生懸命に大切に生きていかなければいけません。この作品はそんなことを教えてくれた気がします。

3.とんび

昭和三十七年、ヤスさんは生涯最高の喜びに包まれていた。愛妻の美佐子さんとのあいだに待望の長男アキラが誕生し、家族三人の幸せを噛みしめる日々。しかしその団らんは、突然の悲劇によって奪われてしまう―。アキラへの愛あまって、時に暴走し時に途方に暮れるヤスさん。我が子の幸せだけをひたむきに願い続けた不器用な父親の姿を通して、いつの世も変わることのない不滅の情を描く。魂ふるえる、父と息子の物語。(「BOOK」データベースより)

めちゃくちゃ泣きました。不器用で恥ずかしがり屋のヤスさんと息子のアキラとの親子の物語。ヤスさんの不器用なんだけれどまっすぐな力強い愛情を感じて、ボロボロと泣きながら読みました。涙なしでは読めないという言葉はこの作品のためにあると思います。親は子のために、子は親のためにというお互いの思いが美しくて素敵でした。親子愛っていいですね。 

本気で真正面からぶつかることの大切さ!重松先生こんな素晴らしい作品を生み出してくれてありがとうございます!

4.ビタミンF

38歳、いつの間にか「昔」や「若い頃」といった言葉に抵抗感がなくなった。40歳、中学一年生の息子としっくりいかない。妻の入院中、どう過ごせばいいのやら。36歳、「離婚してもいいけど」、妻が最近そう呟いた……。一時の輝きを失い、人生の“中途半端”な時期に差し掛かった人たちに贈るエール。「また、がんばってみるか——」、心の内で、こっそり呟きたくなる短編七編。直木賞受賞作。
https://www.amazon.co.jp/dp/4101349150

直木賞受賞の短編集です。中年期のお父さんの視点でそれぞれの家族が映し出されています。日常にある、家族同士の微妙な不満。親子同士の距離感の難しさ。そんな潜在的な感情を上手に表現しているなと思います。そして最後にはちょっとした光や希望を見せてくれるのが重松先生の優しさです。

きっと40代くらいのお父さん達が読むとグッとくるものがあるのではないでしょうか。私もそれくらいの年代になったときにまた読み返したいと思います。

5.ナイフ

「悪いんだけど、死んでくれない?」ある日突然、クラスメイト全員が敵になる。僕たちの世界は、かくも脆いものなのか! ミキはワニがいるはずの池を、ぼんやりと眺めた。ダイスケは辛さのあまり、教室で吐いた。子供を守れない不甲斐なさに、父はナイフをぎゅっと握りしめた。失われた小さな幸福はきっと取り戻せる。その闘いは、決して甘くはないけれど。

https://www.amazon.co.jp/dp/4101349134

 

いじめについて書かれた短編集。読んでいて胸が締め付けられるように苦しくなりました。いじめはしてはいけないというのは当たり前なんですが、そう簡単に解決しないのもいじめなんですよね。子どもの社会でも大人の社会でもいじめというものは存在します。いじめが怖いところは、実は知らないうちに自分がいじめているのかもしれないし、いじめられているのかもしれないところだと思います。

いつか、いじめが無い社会というものが来る日が訪れるんですかね。訪れると良いんですけどね。

6.定年ゴジラ

開発から30年、年老いたニュータウンで迎えた定年。途方に暮れる山崎さんに散歩仲間ができた。「ジャージーは禁物ですぞ。腰を痛めます。腹も出ます」先輩の町内会長、単身赴任で浦島太郎状態のノムさん。新天地に旅立つフーさん。自分の居場所を捜す4人組の日々の哀歓を温かく描く連作。「帰ってきた定年ゴジラ」収録の完成版。
https://www.amazon.co.jp/dp/4062731096

定年を迎えて、仕事から引退したオジさん達のお話です。まずタイトルがいいですよね。定年ゴジラ。このタイトルだけでつい手に取ってしまう力を持っていると思います。仕事を引退した後に、毎日家でどのように過ごしていいものか勝手がわからない山崎さんが主人公。もう仕事には行かなくていいのだけれど、嬉しいような寂しいようなという哀愁が伝わってきます。ご近所の定年仲間達と共に日々を過ごすことになるというお話です。 

定年した後も人生は続いていきます。その第二の人生を楽しめるかどうかは大切ですね。

7.カシオペアの丘で

丘の上の遊園地は、俺たちの夢だった―。肺の悪性腫瘍を告知された三十九歳の秋、俊介は二度と帰らないと決めていたふるさとへ向かう。そこには、かつて傷つけてしまった友がいる。初恋の人がいる。「王」と呼ばれた祖父がいる。満天の星がまたたくカシオペアの丘で、再会と贖罪の物語が、静かに始まる。(「BOOK」データベースより)

非常に重い話でしたご、これぞ重松清の真骨頂だと思います。登場人物それぞれの心情の描写が見事でした。主人公がずっと抱え続けてきた罪の意識。幼馴染達の葛藤。家族の優しさ。 こういったものを書かせたら重松先生の右に出るものはないですね。後半はずっと涙を流しながら読んでいた記憶があります。なかなかボリュームはありますが絶対に後悔しない作品だと思います。

8.流星ワゴン

38歳、秋。ある日、僕と同い歳の父親に出逢った――。 僕らは、友達になれるだろうか? 死んじゃってもいいかなあ、もう……。38歳・秋。その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。そして――自分と同い歳の父親に出逢った。時空を超えてワゴンがめぐる、人生の岐路になった場所への旅。やり直しは、叶えられるのか――?「本の雑誌」年間ベスト1に輝いた傑作。
https://www.amazon.co.jp/dp/406274998X

ドラマ化もされて有名な作品です。タイムトラベルで人生を振り返るというファンタジー要素の詰まった作品。人生をやりなおしたいと思ったことが誰しも一度はあると思うのですが、実際にやり直せるときが来ても戸惑ってしまう気もします。いままでの自分の人生を自分で否定することになるのは切ないです。この作品では関係性が崩壊しかけている家族が描かれています。一度壊れてしまったら、また作り直せばいい。やり直せばいい。そんな希望をこの作品は教えてくれます。

9.きみの友だち

わたしは「みんな」を信じない、だからあんたと一緒にいる――。足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃんは、ある事件がきっかけでクラスのだれとも付き合わなくなった。学校の人気者、ブンちゃんは、デキる転校生、モトくんのことが何となく面白くない……。優等生にひねた奴。弱虫に八方美人。それぞれの物語がちりばめられた、「友だち」のほんとうの意味をさがす連作長編。
https://www.amazon.co.jp/dp/4101349223

友達って何だろう?ということを考えさせてくれる一冊です。子ども達の社会というか生活をリアルに描いています。巧みな心理描写は流石です。いじめなどの暗い話が多いのですが、それでも読み心地はさらっとしていてスラスラと読み進めることができました。重松清の思春期の子どもたちの心情表現の見事さが前面に出ている一冊です。

なぜこんなにも複雑で不安定な子どもたちの気持ちを理解できるんでしょうか。凄すぎます。

10.エイジ

ぼくの名前はエイジ。東京郊外・桜ヶ丘ニュータウンにある中学の二年生。その夏、町には連続通り魔事件が発生して、犯行は次第にエスカレートし、ついに捕まった犯人は、同級生だった――。その日から、何かがわからなくなった。ぼくもいつか「キレて」しまうんだろうか?……家族や友だち、好きになった女子への思いに揺れながら成長する少年のリアルな日常。山本周五郎賞受賞作。
https://www.amazon.co.jp/dp/4101349169

中学生の多感な時期の不安定さ。そんな難しい年ごろのお話です。とても深い内容でいろいろと考えさせられました。ふと自分の中学生の頃を思い出して、あのころはどうだったかなと振り返っていました。重いテーマですが、非常に面白いのでぜひ多くの人に読んでもらいたいです。

11.ロングロングアゴー

最後まで誇り高かったクラスの女王さま。親戚中の嫌われ者のおじさん。不運つづきでも笑顔だった幼なじみ。おとなになって思いだす初恋の相手。そして、子どもの頃のイタい自分。あの頃から時は流れ、私たちはこんなにも遠く離れてしまった。でも、信じている。いつかまた、もう一度会えるよね―。「こんなはずじゃなかった人生」に訪れた、小さな奇跡を描く六つの物語。
https://www.amazon.co.jp/dp/4101349304

短編集です。切なくて哀しい気持ちになります。でも人生ってこういうものなのかな、とも思います。話としては地味なのですが、登場人物たちの複雑な心情をしっかりと描いてくれているので自然と本の中に惹きこまれていきます。一冊を通して「再会」がテーマとして掲げられています。嬉しい再会あり、悲しい再会がありの人間ドラマに魅了されました。特に「人生はブラの上に」が個人的に好きな話です。

12.ファミレス

中学校教師の宮本陽平は、子どもたちが家を出て、妻・美代子との初めての二人暮らしに困惑中。ある日陽平は、美代子の署名入りの離婚届を見つけてしまう。彼女は離婚を考えているのか?唯一の趣味である料理を通じた友人の一博と康文は、様子のおかしい陽平を心配するが、彼らの家庭も順風満帆ではなく…。「人生とは、腹が減ることと、メシを食うことの繰り返し」。50歳前後の料理好きオヤジ3人を待っていた運命とは?(「BOOK」データベースより)

重松さんにしては珍しく、ドタバタ感が強いです。仲良しのオジさん3人が奮闘する姿が愛らしく、楽しく読めました。作中の「人生は腹が減ることと食べることの繰り返しだ!」という言葉に共感。食べることってめちゃくちゃ大切だと思います。美味しいものを食べて笑うことが出来れば、それだけで幸せですよね。読後には無性にファミレスに行きたくなります。

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