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猫好きにおすすめの猫が活躍する小説7作品を紹介

愛しくて尊い存在である猫。このページでは猫が活躍したり主要な役割を果たしていく、猫好きの方におすすめの小説を紹介していきます。

きりこについて/西加奈子

「ラムセス2世」という猫の視点によって飼い主のきりこの生活、成長について語られていく作品。なんでも知っている賢い猫であるラムセス2世の独特な口調でテンポ良く物語が進行していきます。猫ときりこの少し変わったやりとりに共感し、心を揺さぶられます。コミカルでありながら哀愁漂う西加奈子さんの世界観が存分に楽しめる一冊です。

ブランケット・キャッツ/重松清

毛布に包まれて2泊3日だけやってくるブランケット・キャッツ。猫を通して見ることが出来る人の持つ様々な思いが描かれています。悩みを抱えている登場人物たちに静かにそっと寄り添ってくれる存在はとても貴重なものなのだと痛感しました。切ないのだけれど優しくて温かみのある素敵な短編集です。

世界から猫が消えたなら/川村元気

死期が間近に迫っている主人公の男性と共に暮らしている猫。突如現れた悪魔によって「1日寿命を延ばす代わりに世界から何かをひとつ消す」という取引を持ちかけられます。ファンタジー要素が強い設定ですが、内容はかなり哲学的でもあります。何かを手に入れようとすると何かを手放す必要がある。シンプルで読みやすい文体なのでスラスラと読みきってしまいました。

旅猫リポート/有川 浩

猫のナナとその飼い主のサトルの絆の物語。猫の視点から飼い主とのワゴンでの旅が描かれています。深く心を通じ合わせる猫と飼い主の姿に涙が止まりませんでした。旅をしながらの猫と人間のやりとりがたまらなく愛おしく、幸せな気持ちにさせてくれます。可愛くて綺麗で素敵なお話です。

猫といっしょにいるだけで/森下典子

家の庭で見つけてしまった出産直後の野良猫たち。猫は嫌いだから飼わないと決めていた作者だったものの、成り行き上世話をすることになってしまいます。猫の可愛さが愛情たっぷりに表現されています。猫を飼っている方や好きな方だったら「あるある」と共感するシーンも多く登場します。とにかく猫を飼いたくなる、猫と一緒に暮らしたくなる一冊。

夏への扉/ロバート・A・ハインライン

猫のピートと技術者のダンが送る爽快なSF作品。SFでもありヒューマンドラマでもあり冒険譚でもあるような内容です。古い海外SF作品ということで手が出にくかったのですが、クセが少なくスッキリとした文体で非常に読みやすかったです。時代を感じさせない猫好き必読のSF名作です。

モノレールねこ/加納朋子

家族をテーマにした短編集です。表題作の「モノレールねこ」では日常の中に隠れているちょっとしたミステリーが描かれているのですが、猫が好きな人にとっては少し辛いかもしれません。やさしい人物が多く、のんびりとしていて不思議な空気感が漂う一冊となっています。

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