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西加奈子のおすすめ小説10作品を紹介!独特な世界観に病みつきになる

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独特の世界観が魅力の作家である西加奈子さん。 一度その魅力に気づいてしまったらもう抜け出すことは出来ません。

このページでは西加奈子さんのおすすめ小説を紹介していきます。

1.漁港の肉子ちゃん

太っていて肉子ちゃんと呼ばれているお母さん。娘の菊子の視点から見た肉子ちゃんとの日々。

頭が悪く、見た目も良くない肉子ちゃん。でも肉子ちゃんはカッコいいんですよ。上手く言葉で表現するのは難しいのですが、とてもカッコよくて強いんです。

西さんが描きたい美しさとかカッコよさっていうのは肉子ちゃんみたいなことなんだなと思います。

見た目も性格も正反対の親子の絆に感動しました。心が荒んでしまったときにはまた本を開いて肉子ちゃんに会いにいこうと思います。

2.円卓

人と違ったことがしたくてしょうがない小学生のこっこの日常が描かれています。

確かに小学生くらいの頃にみんなと同じで普通って嫌だなと思っていたときありましたね。

西加奈子ワールドが満載の癖のある文体です。癖があるんですが、不思議と読みにくくはないんですよね。西さんの作品って。

子どもの頃が懐かしくなり、もう戻れないことに切なさを感じる。

笑えて泣けるような不思議な魅力に溢れた一冊です。

芦田愛菜ちゃん主演で映画化もされています。

3.サラバ!

西加奈子といえばこの作品!

最高に面白いです。文庫だと上中下巻に分かれているのですが、のめり込み過ぎて一気に読んでしまいました。

自分に自信が持てなくなったときの苦しさや葛藤。心情描写が素晴らしいです。

そして人が再び立ち上がるときに必要なものって何なのだろうと考えさせられます。

個性的な人物達も魅力的で、よくこんな世界を表現することができるなあ、と感心してしまいました。

これは絶対に西さんにしか書くことができない物語です。

タイトルに用いられてるサラバ !とは一体何なのか?ぜひ読んでみてください。

4.うつくしい人

他人の目が気になってしょうがない女性が休息を取るためにリゾートホテルへと旅行に行きます。そこで出会ったおかしな2人との物語です。

主人公は自分の強い自意識のせいで苦しさを感じています。それが癒されていく姿に安心しました。

様々なことにちょっと疲れたときに手に取りたい一冊です。

主人公の気持ちも痛いほどわかるんですよね。人間が持っている複雑で面倒くさい感情を見事に表現していると思います。

5.きいろいゾウ

田舎暮らしを始める若夫婦のお話です。

様々な事情を抱えている個性的な人々の人間模様が描かれています。

不器用な愛に心が癒されます。この作品には人間の切なさと愛らしさが詰まっています。

ほのぼのとした夫婦の会話もとても心地よいです。

読後はとても優しい気持ちになれます。

6.きりこについて

「きりこは、ぶすである。」という書き出しが衝撃的でした。

ぶすな女の子であるきりこの物語です。外見はぶすなのかもしれないけれど、とても強いきりこに憧れます。

自分の生きたいように生きればいいんだということを教えてくれた気がします。自分のしたいことを叶えてあげるのは自分しかいないんですよね。

ユーモア満載でありながら何とも表現しがたい深みも感じます。

文体や世界観が独特なので慣れていないと少し入り込みにくいかもしれません。

ただ、猫が好きな人にはぜひとも読んでもらいたいです。

7.ふくわらい

特異な体験をした幼少時代を過ごした主人公の定。

そんな彼女が様々な出会いの中から自分自身を見つけていきます。

自分とは何なんだろうということを問いかけられているような感覚になります。自分は他人ではなく、間違いなく自分なんですよね。

どう背伸びをしてみても努力をしても他人にはなれないんです。ゆえに自分としっかり向き合わなければならないと感じました。

心情の描写が見事で引き込まれます。

ラストシーンは賛否両論分かれるような展開になっています。

8.おまじない

少し毒気を感じるような短編集です。

辛い話もあるけれど、読んでよかったと思えた作品です。

各編の人物たちが抱えている悩みをしっかりと受け止めて昇華させています。

西さんが優しく背中を押してくれているようなお話が綴られています。

短編ということもあって、一気にスラスラと読むことが出来ました。読んだ人それぞれで全く違った感想を持つのではないかと思います。

9.i

シリア難民のアイが自分自身のアイデンティティを探す物語。恵まれている自分と世界で起こっている不幸で残酷な出来事とのギャップに引け目を感じてしまう主人公の心理描写が素晴らしいです。何か答えが見つかったわけではないし、答えなんてないのだけれど明日に向かって頑張れる気持ちになる名作です。

10.さくら

全体的にテンポが良く小気味良い文章のリズムが癖になる作品。変わっていて主張が強く、魅力的過ぎるキャラクターが多く登場します。家族、恋、性別や障害など様々なことを考えさせられます。後半の展開にはこらえきれず涙を流してしまいました。西さんの小説は不思議と前向きな気持になれます。

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