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自信を持ってオススメできる直木賞受賞作8選を紹介

私は直木賞をあまり信用していません。日本の二大文芸賞の一つとして位置づけられている歴史ある賞ですが、作家の先生方が選考しているからか、私のような素人とは作品を見ている基準が違うのかもしれません。
個人的には書店員が選んでいる本屋大賞の方が全然信頼できます。今回はそんな直木賞受賞作の中でおすすめできる面白い作品を紹介していきます。

サラバ!(西加奈子)

西加奈子のエッセンスが凝縮されている作品。一人の男の半生をドラマチックに描き切っています。文庫だと三冊に分かれているほどの大ボリュームですが物語にグイグイ引き込まれていき、ほとんど一気読み。本の中に入り込むという貴重な経験をさせてもらいました。読み終わった後に感じる満足感が非常に気持ちよかったです。

GO(金城一紀)

在日外国人が感じている苦悩や葛藤を表現しています。差別や先入観に捉われるのはなんとつまらないことか。繊細な心理描写によって登場人物の心の動きを感じ取れます。青春という名の強いエネルギーをビンビンと感じる熱量に溢れた一冊です。

海の見える理髪店(荻原浩)

家族がテーマになっている短編集です。全体を通しての読み心地の良さが素晴らしかったです。切なさと哀愁、人間味を感じる温かさなど様々な感情が散りばめられている一冊。心に残る短編を書ける作家というのはやはり実力者だなと感じさせられました。

空中ブランコ(奥田英朗)

奥田英朗の人気シリーズである「精神科医伊良部」の二作目。少し、というかかなり変わった医者である伊良部のもとに、これまた変わった症状を訴える患者が来院するという短編集です。バカと天才は紙一重という言葉を具現化したような伊良部のキャラクターに翻弄され、最後にはなぜかスッキリとさせられます。一作目の「イン・ザ・プール」もおすすめ。三作目の「町長選挙」はおすすめできません。

蜜蜂と遠雷(恩田陸)

直木賞と本屋大賞のW受賞に輝いた作品です。紙から音が聞こえてくるかのような圧倒的な表現力に酔いしれました。魅力的な登場人物達と気持ちのいい情景描写。読んでいるのが楽しくて、読み終わりたくなかった。あと少しで終わるのかとさみしくなりました。恩田陸の筆力に唸らされた傑作です。

4TEEN(石田衣良)

少し変わっていて、それでも輝きを放っている14歳の少年達の闘いを描いている青春小説。自分たちを取り巻く困難や壁に自分たちなりに立ち向かう中学生の姿に心を揺さぶられました。仲間っていいな、友情って素晴らしいなとしみじみ感じる短編集となっています。

風に舞いあがるビニールシート(森絵都)

児童文学の達人である森絵都さんの心に深く突き刺さる話が詰まった短編集です。人間は弱く、ちょっとしたことで簡単に揺らいでしまいます。他人に振り回されず、乱されることの無い芯を自分の中に持っている人は強いのだなと感じました。大切にしなくてはいけないものは何かということを考えさせられる一冊です。

まほろ駅前多田便利軒(三浦しをん)

便利屋コンビのドタバタ劇が楽しめる痛快な作品。2人のキャラクターが抜群に相性が良く、掛け合いを見ているだけで面白い。楽しさだけではなく、時に心を揺れ動かしてくるような言葉がポンと飛び出してくるような場面も多々あります。

 

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