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とにかく面白い!宮部みゆきのおすすめ小説10作品を紹介

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本格ミステリーやサスペンスの名作を数々世に出している日本を代表する作家の宮部みゆき先生。

卓越した人間心理の描写力と大長編の作品でも次々と読ませてしまう魅力を持つ作家です。

このページでは宮部みゆきさんのオススメ作品を紹介していきます。

1.模倣犯

映画化もされた宮部みゆきの代表作であり、かなりボリュームのある大長編サスペンスミステリー。読むときは心して読むことをオススメします。

連続誘拐殺人事件の謎に恐怖する人々の戸惑いと次々と沸き起こる謎。そして真犯人は一体誰なのかが気になってどんどん物語に引き込まれていきました。加害者・被害者・第三者と様々な視点から事件を描写しています。

人間が持つ闇・恐さを思い知らされる作品です。ラストでやっとタイトル「模倣犯」の意味も分かるようになります。

2.火車

突然失踪してしまった女性を休職している刑事が捜索するというストーリー。消費者金融、ローン破産の怖さをひしひしと感じる一冊です。

人物や状況説明の描写が非常に細やかで丁寧にされています。平成初期に書かれた作品なのでその辺りの時代的背景を知ることも出来て興味深いです。

捜査の進展と共に明らかになっていく真相にどきどきしっ放しでした。後半の怒涛の展開にほとんど手を休めることなく一気読みしてしまいました。

3.小暮写真館

不思議な写真をめぐる不思議な物語が詰まった短編集です。派手さには欠けますが個性的な登場人物たちが織り成す人間ドラマが素晴らしいです。

ミステリーではありませんが、穏やかで少し涙する場面も出てきます。全体的にほのぼのとしていて、魅力的な人物達に心を惹かれます。

なんてことのない普段の生活の中に潜んでいるストーリーをこれだけ面白く、情緒たっぷりに描くことが出来る著者の技量に感服です。

4.ぼんくら

宮部みゆきが描く時代劇サスペンス。長屋に住む平四郎がある事件と謎を追いかけていきます。江戸の時代背景もきちんと丁寧に説明されているのですんなりと内容に入っていけます。

一見、短編小説のように思いますが読み進めるごとに各話がつながりを見せていきます。事件が広がり、またそれが綺麗に回収され、まとまっていく様が見事です。

宮部先生の創り出す個性的で魅力に溢れるキャラクターを存分に楽しむことが出来る作品です。

5.ソロモンの偽証

一人の中学生の転落死から始まる物語。中学生男子の死を発端として様々な事件が巻き起こります。

出てくる人物の心情描写が的確で細やか。人が抱いている醜く汚い感情を偽ることなくリアルに表現しています。そのためか自分も物語の中にいるかのように感情移入しながら読んでいました。

三部に渡る大長編ですが、それも気にならないくらい没入していたのであっという間に読みきってしまいました。

6.理由

直木賞受賞作品。高層マンションで起こった殺人事件を中心に巻き起こる人間心理を描いた傑作ミステリーです。

各人物へのインタビューという形式で進行していきます。事件や人物の背景が詳細に綴られていて、話が進行していくにつれて事件の全貌が浮かび上がってきます。

奇抜なトリックや仕掛けがあるわけでもない本作がミステリーの名作だといわれる所以は、一度手にとって読んでみないと分からないと思うので多くの人にぜひ読んでほしい一冊です。

7.おそろし

時代モノの短編集です。怪談話をベースに人間味溢れる人情話が多数収録されています。一冊の本の中で恐怖とエンターテインメントが見事に共存しています。

全体を通してとても巧みに構成されており、ラストには素晴らしい繋がりを見ることが出来ます。ぞくぞくとする場面あり、心温まる感動のシーンありといった独特な世界観が本作にはあります。

時代小説や怪談が好きな人にオススメの作品です。

8.我らが隣人の犯罪

ほのぼのとしたミステリーが収録されている短編集。少年達の冒険や謎に迫っていく物語に愛や優しさが詰まっています。

常人には到底考え付かないであろうストーリー展開の応酬に宮部みゆきという作家の引き出しの多さを実感させられます。

文体がやわらかく、テンポも良いのでとても気軽にサクサクと読み進めることが出来ます。

9.ステップファザー・ステップ

双子の2人の少年と1人の泥棒が共に生活をして家族になるという少し変わった温かみのある物語です。暗く重い雰囲気の話が多い宮部作品の中でも特別明るくて楽しい気持ちで読むことが出来ます。

一冊を通してコメディテイストで描かれており、一見子ども向けの作品のようにも思えますが大人でも十分楽しめます。

素敵で切なさも残るラストは読後もしばらくの間、心の中に残りました。一度のみならず二度三度と読み返したくなる魅力を持った作品です。

10.ブレイブ・ストーリー

映画化もされたファンタジー小説。小学生の男の子が主人公。現実世界からファンタジーの別世界へと旅立っていく感動の冒険譚です。

ゲームが大好きという宮部先生が描いた、まさにゲームの世界に入ってしまったかのような感覚になります。思春期の少年が持つ複雑な精神状態も的確に現実的に表現されています。

単なる冒険モノというわけではなく1人の少年の苦しみや嘆き、成長を感じることができ、様々な大切なことを教えてくれる作品です。

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