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東野圭吾のおすすめ小説15作品を紹介!これを読んでおけば間違いない

様々なジャンルの作品を世に送り出している東野圭吾さん。幅広い作風に加えて、気軽に楽しめる読みやすさと確かな文章力で人気を博しています。おそらく村上春樹と並んで日本で最も有名な作家ではないでしょうか。

ドラマや映画などのメディア化された作品も数多くあり、老若男女に愛されている日本を代表するミステリー作家の一人です。

このページでは東野圭吾のおすすめ小説をご紹介します。

1.天空の蜂

奪取された超大型特殊ヘリコプターには爆薬が満載されていた。無人操縦でホバリングしているのは、稼働中の原子力発電所の真上。日本国民すべてを人質にしたテロリストの脅迫に対し、政府が下した非情の決断とは。そしてヘリの燃料が尽きるとき……。驚愕のクライシス、圧倒的な緊追感で魅了する傑作サスペンス。

ヘリコプターが盗まれ、犯人の遠隔操作によって原発の上でホバリングを続けているという緊迫した状況。テロリストの要求と政府の決断は一体どのような結末を迎えるのか。

原発問題について考えさせられる社会派ミステリーです。理系作家ならではの視点で日本が抱える難解な問題を描いています。

終始緊迫している息もつかせぬ展開にドキドキハラハラしながら読み切りました。ラストにも筆者から読者へのメッセージがあるように思います。

2.白夜行

19年前の大阪の質屋殺し。迷宮入りしたこの事件に関係した少年と少女が歩んだ道は…。絶望の白い光の中、魂の荒野を行く男と女を、叙事詩的スケールで描く傑作ミステリー長篇。

東野圭吾の代表作のひとつ。なかなかにボリュームのある長編ですが、先が気になってサクサク読み進められます。

殺人事件の被害者の息子と容疑者の娘の2人の物語。重くて苦しくて胸が詰まるような思いでいっぱいになります。

心理描写がほとんどなく、淡々としています。そのためか逆に想像力を掻き立てられます。

3.プラチナデータ

国民の遺伝子情報から犯人を特定するDNA捜査システム。その開発者が殺害された。神楽龍平はシステムを使って犯人を突き止めようとするが、コンピュータが示したのは何と彼の名前だった。革命的システムの裏に隠された陰謀とは?鍵を握るのは謎のプログラムと、もう一人の“彼”。果たして神楽は警察の包囲網をかわし、真相に辿り着けるのか。

最先端のDNA鑑定捜査を題材にした話。いつかこんな未来が来るのかと思って読みました。

テクノロジーは進化をしても人間社会に根強く残る権力の誇示という醜い争いは無くなることはないのでしょうか。

ラストに向かっての伏線回収にゾクゾクしました。鮮やかな展開は流石の一言です。

4.悪意

人はなぜ人を殺すのか。 東野文学の最高峰。 人気作家が仕事場で殺された。第一発見者は、その妻と昔からの友人だった。 逮捕された犯人が決して語らない「動機」とはなんなのか。 超一級のホワイダニット。 加賀恭一郎シリーズ

東野圭吾の人気シリーズ「加賀恭一郎」の4作目です。タイトルにある通り、人の悪意がテーマ。

犯人は序盤にあっけなく捕まるのですが、その動機が不明。主人公が動機の解明に終始します。

絡まり合った人間関係を秀逸に描いていて、何かあると分かっていながらも見事に作者に騙されていたことを後半になって分かりました。

5.放課後

校内の更衣室で生徒指導の教師が青酸中毒で死んでいた。先生を2人だけの旅行に誘う問題児、頭脳明晰の美少女・剣道部の主将、先生をナンパするアーチェリー部の主将――犯人候補は続々登場する。そして、運動会の仮装行列で第2の殺人が……。乱歩賞受賞の青春推理。

東野圭吾のデビュー作。デビュー作とは思えないほど完成度の高いミステリー作品です。

人物描写が丁寧にされており、人の心理の揺れ動きがよくわかります。序盤はなかなかストーリー展開が遅く進行が緩やかなのですが、後半で一気に加速。

学校を舞台にした様々な人間関係と心情の中で巻き起こる巧妙なトリックを楽しむことが出来る一冊となっています。

6.ナミヤ雑貨店の奇蹟

悪事を働いた3人が逃げ込んだ古い家。そこはかつて悩み相談を請け負っていた雑貨店だった。廃業しているはずの店内に、突然シャッターの郵便口から悩み相談の手紙が落ちてきた。時空を超えて過去から投函されたのか?3人は戸惑いながらも当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書くが…。次第に明らかになる雑貨店の秘密と、ある児童養護施設との関係。悩める人々を救ってきた雑貨店は、最後に再び奇蹟を起こせるか!?

身の上相談で有名な雑貨店で起こる奇跡のお話。読み進めていくほどに徐々にいろいろな繋がりが見えてくる見事な構成でした。

ファンタジーでミステリアスな独特な雰囲気が作品全体に漂っています。

読後にはとてもポジティブで明るい気持ちになれます。ぜひ現在と過去が繋がり合う奇跡を目撃してほしいです。

7.変身

世界初の脳移植手術を受けた平凡な男を待ちうけていた過酷な運命の悪戯! 脳移植を受けた男の自己崩壊の悲劇。 平凡な青年・成瀬純一をある日突然、不慮の事故が襲った。そして彼の頭に世界初の脳移植手術が行われた。それまで画家を夢見て、優しい恋人を愛していた純一は、手術後徐々に性格が変わっていくのを、自分ではどうしょうもない。自己崩壊の恐怖に駆られた純一は自分に移植された悩の持主(ドナー)の正体を突き止める。

脳移植によって徐々に別人格が現れ出すという現代SF的な話。手術後に少しずつ変身していく様子は非常にリアルでした。

重く難しいテーマですが、文体やストーリーの面白さからすんなりと入り込むことができました。

不可能な技術がまるで現実に行われているかのように表現できる作家の力は恐ろしいです。

8.夢幻花

花を愛でながら余生を送っていた老人・秋山周治が殺された。第一発見者の孫娘・梨乃は、祖父の庭から消えた黄色い花の鉢植えが気になり、ブログにアップするとともに、この花が縁で知り合った大学院生・蒼太と真相解明に乗り出す。一方、西荻窪署の刑事・早瀬も、別の思いを胸に事件を追っていた…。宿命を背負った者たちの人間ドラマが展開していく“東野ミステリの真骨頂”。第二十六回柴田錬三郎賞受賞作。

殺害された老人の遺体が見つかり、そこに残された謎を追っていく。複雑な人間ドラマの中で繰り広げられるミステリーという東野圭吾の真骨頂です。

プロローグ、作品全体の構成が秀逸です。綺麗に張り巡らされている伏線を纏めていく様も見事。

多くの人物が登場し、それぞれの胸の内にある思惑と真相。名作です。

9.秘密

運命は、愛する人を二度奪っていく。 自動車部品メーカーで働く39歳の杉田平介は妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美と暮らしていた。長野の実家に行く妻と娘を乗せたスキーバスが崖から転落してしまう。 妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。 その日から杉田家の切なく奇妙な“秘密"の生活が始まった。 外見は小学生ながら今までどおり家事をこなす妻は、やがて藻奈美の代わりに 新しい人生を送りたいと決意し、私立中学を受験、その後は医学部を目指して共学の高校を受験する。年頃になった彼女の周囲には男性の影がちらつき、 平介は妻であって娘でもある彼女への関係に苦しむようになる。 98年度ベストミステリーとして話題をさらい、広末涼子主演で映画化、志田未来主演で連続ドラマ化もされた東野圭吾の出世作。累計200万部突破の伝説のベストセラー。

事故で妻は死亡し、重傷を負って残された娘の身体には妻の意識が入っています。魂の入れ替わりのようなファンタジー的な要素の入った作品です。

ともすればB級映画のようにチープ感が出てしまいかねない設定ですが、構成力、人物描写の巧みさで引き込まれるものとなっています。

最後にタイトルの意味に気付いたとき、自然と涙が溢れてきました。切なくて悲しい秘密がそこにはあります。ぜひとも最後まで読んでほしい傑作です。

10.手紙

強盗殺人の罪で服役中の兄、剛志。弟・直貴のもとには、獄中から月に一度、手紙が届く…。しかし、進学、恋愛、就職と、直貴が幸せをつかもうとするたびに、「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる苛酷な現実。人の絆とは何か。いつか罪は償えるのだろうか。犯罪加害者の家族を真正面から描き切り、感動を呼んだ不朽の名作。

犯罪者の兄を持つ家族の苦しみを描いた作品。映画化もされ話題になりました。

もし自分がこのような立場になったらと、ついつい感情移入してしまいます。日本社会において罪を犯すことの重さ、生きづらさについて考えさせられます。

犯罪や家族をテーマに繰り広げられるヒューマンドラマです。

11.白銀ジャック

「我々は、いつ、どこからでも爆破できる」。年の瀬のスキー場に脅迫状が届いた。警察に通報できない状況を嘲笑うかのように繰り返される、山中でのトリッキーな身代金奪取。雪上を乗っ取った犯人の動機は金目当てか、それとも復讐か。すべての鍵は、一年前に血に染まった禁断のゲレンデにあり。今、犯人との命を賭けたレースが始まる。圧倒的な疾走感で読者を翻弄する、痛快サスペンス。

スキーリゾート地が舞台の脅迫事件。テンポが良く展開が気になってサクサクと読み切ってしまいました。

最後まで真相が分かりかねないストーリー進行で楽しむことができました。ラストのどんでん返しも天晴れです。

スノーボードの描写も疾走感があり気持ち良かったです。

12.マスカレードホテル

都内で起きた不可解な連続殺人事件。容疑者もターゲットも不明。残された暗号から判明したのは、次の犯行場所が一流ホテル・コルテシア東京ということのみ。若き刑事・新田浩介は、ホテルマンに化けて潜入捜査に就くことを命じられる。彼を教育するのは、女性フロントクラークの山岸尚美。次から次へと怪しげな客たちが訪れる中、二人は真相に辿り着けるのか!?いま幕が開く傑作新シリーズ。

ホテルで巻き起こる殺人事件のミステリー。

最後に一気に伏線が回収される怒涛の展開は圧巻です。東野圭吾の醍醐味とも言える人間ドラマとミステリーの両輪を楽しむことが出来ます。

本作を読めばわかる「マスカレードホテル」というタイトルの付け方も秀逸でした。

13.流星の絆

何者かに両親を惨殺された三兄妹は、流れ星に仇討ちを誓う。14年後、互いのことだけを信じ、世間を敵視しながら生きる彼らの前に、犯人を突き止める最初で最後の機会が訪れる。三人で完璧に仕掛けはずの復讐計画。その最大の誤算は、妹の恋心だった。涙があふれる衝撃の真相。著者会心の新たな代表作。

テレビドラマにもなった人気作。両親を殺害された子どもたちの話です。迷宮入りした事件を兄妹が追っていきます。

重苦しい設定ですが、作品自体にはそれほど悲壮感や暗さはありません。

ラストに明かされる驚きの真相までのストーリー展開には興奮しました。最後は少し心温まる場面もあり良かったです。

14.容疑者Xの献身

運命の数式。命がけの純愛が生んだ犯罪。 東野圭吾作品読者人気ランキング第1位。累計220万部突破、直木賞受賞の大ベストセラー。 天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、一人娘の美里と暮らす隣人の花岡靖子に秘かな想いを寄せていた。 ある日、靖子の前夫・富樫が母娘の居場所を突き止めて訪ねてきた。金を無心し、暴力をふるう富樫を、靖子と美里は殺してしまう。 呆然とする二人を救うために、石神は完全犯罪を企てる。 だが皮肉にも、石神と帝都大学の同期であり、親友である物理学者の湯川学がその謎に挑むことになる。 ガリレオシリーズ初の長編。第134回直木賞受賞作。第6回本格ミステリ大賞受賞。2005年度の国内の主要ミステリランキング「本格ミステリ・ベスト10」「このミステリーがすごい! 」「週刊文春ミステリベスト10」すべてにおいて1位獲得、エドガー賞(MWA主催)候補作にもなった。日本では福山雅治主演で映画化、韓国、中国でも映画化。舞台化もされた。

直木賞受賞作品です。初めて読んだときは衝撃と感動で涙が止まりませんでした。

東野圭吾の人気シリーズ「ガリレオ」のひとつ。2人の天才の織りなすミステリーサスペンス。序盤から仕掛けられている伏線の先にあるトリックと究極の愛に脱帽です。

ミステリーであり限りなく純度の高い恋愛小説でもあると言えるでしょう。

15.ラプラスの魔女

ある地方の温泉地で硫化水素中毒による死亡事故が発生した。地球化学の研究者・青江が警察の依頼で事故現場に赴くと若い女の姿があった。彼女はひとりの青年の行方を追っているようだった。2か月後、遠く離れた別の温泉地でも同じような中毒事故が起こる。ふたりの被害者に共通点はあるのか。調査のため青江が現地を訪れると、またも例の彼女がそこにいた。困惑する青江の前で、彼女は次々と不思議な“力”を発揮し始める。

東野圭吾らしい理系ミステリー。いや、理系じゃないかも。SF的要素もプラスされています。温泉地で連続して起こった硫化水素による死亡事故。

不可解な事故に残された謎を追っていくと、そこには驚きの真相が隠されていました。

王道の推理小説ではないですが、現実離れした設定と登場人物達の心情描写が緻密に描かれていて、作品の中にのめり込むことが出来ました。

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