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おすすめできない伊坂幸太郎作品を教える

これだけは最初に言っておきますが、私は伊坂幸太郎の大ファンです。それは間違いありません。高校1年生のときにデビュー作の「オーデュボンの祈り」を読んでからというもの、軽妙な会話劇に華麗な伏線回収の虜となり、伊坂作品を貪り読んできました。

「砂漠」に「ゴールデンスランバー」、「陽気なギャングシリーズ」などなど私の小説遍歴を語る上で伊坂幸太郎という人物は欠かすことの出来ないものです。「チルドレン」なんて、人にオススメの小説聞かれたときは絶対に勧めますしね。

それでもたまにどうしても受け付けない作品というものが出てきます。率直に表現すると面白くない作品です。人には好みがあります。面白いか面白くないかなんて主観でしかありえません。私の幼稚で愚かな脳みそで作品の面白さが理解できていないだけかもしれません。

なので今回の記事は完全に私の主観であることをご理解いただきたいです。そしてどうか全国の伊坂ファンの皆様はバカな読者が勝手に狂言を吐いているだけだと見逃してやってください。

この記事では私が面白いと思えなかった伊坂作品を紹介していきます。

あるキング

とにかく世界観がシュールすぎて全くついていけなかったです。前半から全然引き込まれなかったのですが、伊坂のことだから途中から面白くなるだろうと無理に読み進めていたら、盛り上がることの無いまま読了。

これは一体なんだったんだと呆気にとられた記憶があります。読み終わってすぐさま「自分が面白く感じていないだけで他の人にとっては面白いのかな」とネットで評判を調べました。それくらい退屈に終わってしまった作品です。

どうやらシェイクスピアのマクベスがモチーフになっているらしいのですが、マクベスが分かれば面白いのかな。

SOSの猿

様々な要素やエピソードが絡まりあいながら、最後は綺麗に纏まるという伊坂作品の良さが出ていなかったです。全てが腑に落ちないまま、纏まりきらずに終わってしまったという印象。

登場人物も魅力的には思えず、ワクワクできなかったです。私が勝手にハードルを上げすぎてしまっていたのか、伊坂作品に期待しているものを全く見出すことが出来ず。なんかよくわからなかったなあ、という感想に落ち着いてしまいます。

PK

全体の構成が凝っていて凄いなとは思うのだけれど、それだけで面白いとは思えませんでした。伏線の回収の仕方などが少しわかりにくかったかな。

さらっと読んでいると理解できない部分も出てくるかと思います。もう一度しっかりと物語を頭に入れながら読むと面白く感じるのかもしれません。

複雑なプロットで「どうしたらこんな作品が思いつくんだろうか」と感心しました。ただやはり物語自体の面白さや魅力にはつながっていないなと。

ジャイロスコープ

短編集。どの話もよくできていて、それなりに楽しめた気はするのですが一冊読み終えたときの満足感でいうと他の伊坂作品には劣ってしまいます。どの話もインパクトに欠けてしまっている印象です。派手なものが面白いわけではないけれど、薄味すぎても引き込まれないので。

ネットで見てみると評判は悪くないようなので私に合わなかっただけかもしれません。これだけバリエーション豊かな作品が書ける引き出しの多さは流石だと思います。

キャプテンサンダーボルト

伊坂幸太郎と阿部和重の共著として発表された作品。テンポがよくスラスラと読み進められたですが、面白いかといわれるとかなり微妙。

凄い作家が力を合わせても凄い作品になるとは限らないのだなということは分かりました。ストーリー自体は魅力的だと感じたので、伊坂幸太郎だけで書いたほうが面白くなったのではないかと思ってしまいます。共作したことによってお互いの良さが消えてしまったように思います。

すみませんでした

何度も申し上げますが、私はれっきとした伊坂ファンであります。そのことは深く肝に銘じていただきたい所存であります。

もちろん上記にあげた作品を面白いと感じた読者も多く存在するはずなので、その方はさぞ不快な思いをしたことでありましょう。大変申し訳ございませんでした。

でも逆にあれだけの数の作品を発表していて、つまらない作品がこれだけしかないのって凄いと思われませんか。やっぱり凄いですよね伊坂幸太郎。

ありがとう伊坂幸太郎。伊坂幸太郎万歳!

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ここだけの話、普通におすすめ作品の記事書くよりも、この記事書いている時の方が楽しかったです。自分の性格の悪さにうんざりしました。

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